第二回 年賀状思い出大賞

~とっておきの思い出を文章にしませんか?~

結果発表

総評

一昨年、日本の文化である年賀状の良さをもっと分かち合えたら、というスタッフ達との議論から生まれた企画「年賀状思い出大賞」。

弊社のコンセプトである「きずなを深めるサービスで日本を元気にする!」を一年の最初の挨拶である年賀状という文化を通じて、発信していけたらという願いが込められています。

今年も様々な媒体を通じ告知をさせて頂きましたところ、ありがたいことに学生さんからご年配の方まであらゆる年齢層の方々から、昨年をはるかに上回る978件のご応募をいただきました。内容もまさしく今年の思い出から何十年も昔の思い出まで様々・・・。どれも心を打つものばかりでした。

年賀状という一枚のはがきに記された人の想いが、送られた人の支えとなり、心に深く刻まれ、長く生き続けるものだということをみなさまの投稿を通じ、改めて教えていただいた様に思います。

今年は審査員として文章作りのプロ、そして思いのある経営者の方々にも参加していただき、審査を進めて参りました。どれも胸にジンとくるものばかりで、目を潤ませながら原稿に目を通したと話された審査員の姿がとても印象的です。

そんな中からも、特にみんなの心に響いたすばらしい作品を選考させていただきました。
以下発表させていただきます。

大切な人に送り、送られる年賀状・・・
一枚のはがきに込められた想いを伝えるきっかけとして、今後もこの企画を続けていきたいと思っています。

本当にたくさんのご応募ありがとうございました。

受賞作品

大賞-年賀状思い出大賞2009

原稿用紙をクリックすると拡大表示されます

氏名/題名

埼玉県獅子雄 真 様
「父の年賀状」

審査員コメント

「はがき一枚で幸福になれる」のが年賀状であることは、知っていたはずなのに。もう一度、ちゃんと教えられた気がします。

準大賞-年賀状思い出大賞2009

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氏名/題名

山形県伊藤 由佳 様
「無題」

審査員コメント

さまざまな顔を使いながら、一生懸命生きているお父さん。なるほど年賀状から見えてくるひとつの発見、ひとつの人生ですね。

佳作-年賀状思い出大賞2009

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氏名/題名

青森県柴田 美恵子 様
「無題」

審査員コメント

年賀状だからこそ過去のものも保管する。過去のものを保管するからこそ思い出すことができる。

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氏名/題名

島根県おおはいごん 様
「無題」

審査員コメント

自分の家のタンスの奥のにあるかもしれない大昔の年賀状を、今度探してみます。そして、シールがはられたものを探して…。自分にもそんな年賀状、あればいいと思いました。

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氏名/題名

大阪府出雲 弘紀 様
「無題」

審査員コメント

「年賀状は一年間の『生への感謝』を伝える喜びのメッセージ」。いい言葉です。そして、「挨拶」の隣にある「愛妻」の発見も、いいですね。

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氏名/題名

大阪府田中 千奈都 様
「年賀状のあたたかさ」

審査員コメント

年賀状の暗号が今も支えになっているという、絆を感じるエピソードでした。

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氏名/題名

京都府田中 美枝子 様
「無題」

審査員コメント

家族のヤキモキを全て解消したカワイイ「あくび」の年賀状、おばあちゃんの喜びがあふれています。

ご覧いただけましたか?年賀状を出す人の数だけ思い出はあり、温かいキモチを共有することで何かが生まれるのではと思っています。

作品をご覧になって感じたことを是非コメントとして書き込んでください。
「温かいキモチ」を共有しましょう。

「きずなを深める事業で世界を元気にする!」

株式会社にっこう社の理念です。

入選-年賀状思い出大賞2009

※ 原稿用紙をクリックすると拡大表示されます。

※ 原稿用紙形式での表示のため、句読点など一部原文とレイアウトが変更されている場合があります。

新潟県 高橋 祥子 様

「担任からの年賀状」

兵庫県 谷古 佳代 様

「無題」

京都府 風間 真 様

「四十年後のラブレター」

東京都 大聖 正樹 様

「無題」

栃木県 森井 朱美 様

「無題」

東京都 岡田 絵美子 様

「天国からの年賀状」

愛知県 北市 蔦子 様

「伯母からのお年賀」

石川県 三好 明菜 様

「年賀状から教わった事」

三重県 武田 縁美 様

「無題」

東京都 葛飾 次郎 様

「無題」

東京都 大西 賢 様

「差出人も宛先も一緒」

千葉県 関根 真知子 様

「無題」

山形県 扇つる 様

「教訓(101才の校長より)」


学校からもたくさんのご応募いただきました!

  • 大阪コミュニケーションアート専門学校
  • 北海道浦河高等学校
  • 神戸市立葺合高等学校
  • 日本大学三島中学校
  • 京都教育大学 付属桃山中学校
  • さくら市立喜連中学校 
  • 済美平成中学教育学校
  • 大阪府香里丘高等学校

作品をご覧いただけましたか?
大切な方々とのきずなが深まるきっかけになりますように!

審査委員の紹介

 

徳丸博之株式会社にっこう社 代表取締役

略歴

出身地:大阪府

1969年大阪府生まれ
関西大学を卒業後、金融機関にて営業活動を行う。
2000年独立を決意し、同年に退社。
2004年にビジネス挨拶状に特化したweb通販サイト
「挨拶状ドットコム」を立ち上げ、以後年賀状印刷、
結婚式招待状印刷専門サイトなど
挨拶状に特化した、webサイトの立ち上げを行う。
2009年 第1回年賀思い出大賞 最終審査委員長を務める。

【webサイト】
挨拶状ドットコム https://www.aisatsujo.com/
挨拶状ドットコム Designer's https://www.aisatsujo.jp/

今回応募作品の総評

総数978件、沢山のご応募ありがとうございました。

年賀状に対する想いの幅広い層の方からの作品を読み
時代の流れの変化と、変化しても変わらない心を改めて認識できました。
そして年賀状はかけがえのない大切な日本の文化だと再確認しました。

一人一人の大切な思い出で素晴らしい作品ばかりでしたが、
その中でも最も心が温まり、年賀状はやっぱり出し続けよう!と思える作品を基準に、 審査員と時間をかけ抽出し、選定しました。

幼少の頃、元旦に届く年賀状をワクワクしながら 待っていたあの頃・・・
皆さんも是非、過去の年賀状を振り返ってみては如何でしょうか。

中川 越

略歴

出身地:東京都

1954年東京都生まれ
大学を卒業後、雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。

【主な著書】
『名文に学ぶこころに響く手紙の書き方』(講談社+α文庫・講談社)
『気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集』
(PHPビジュアル実用BOOKS・PHP研究所)
『そのままうつせる!すべての仕事で使える文書大事典』
(永岡書店)
『手紙・はがき書き方事典 デカ字版 』(講談社)  等

【webサイト】
http://sites.google.com/site/nakagawaetsu/

今回応募作品の総評

すべての作品が大賞です。ひとつとして、劣る思い出はありません。
順位をつけるために、無理に差をつけました。

順位よりも何よりも、応募された皆さんの思い出に触れることにより、
年賀状をどう書いたらいいのか、年賀状をどう感じたらいいのかという、
とても大切なことを、たくさん教えていただいたような気がします。

手紙を書くのももらうのも大好きだった明治の文豪夏目漱石の年賀状は、
だいたい「謹賀新年」とだけ印刷したものが、ほとんどです。
そして、添え書きもありませんでした。
このありふれた賀詞のそっけない年賀状にこめた漱石の思いは、
決して浅いものではなかったはずです。

ありふれたもの、さりげないものの中にこめられた、
あたたかな思い、ひたむきな願い。
応募された皆さんの作品を拝見して、そのことの大事さを、改めて知りました。

山口 照美合資会社 企画屋プレス

略歴

出身地:兵庫県

1973年兵庫県生まれ
同志社大学文学部卒、進学塾にて国語教師・校長職を務める。
2002年に独立、
夫と共にシアタールームプロデュース業をスタート。
2006年に業態を現在のプレスリリース代行業「企画屋プレス」に
変更して現在も中小企業の広報支援サービスを展開。
教育・ビジネスライターとしても活動している。
また、塾講師時代に培った経験を元に「寝かせないセミナー講師」
として全国の商工会議所・企業・自治体・高校を回っている。

【主な著書】
『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)

今回応募作品の総評

審査で読んでいる、ということを忘れる時間でした。

10代の作品を読むと、年賀状をめんどくさがる気持ち、友だちや先生との
やりとりが記憶の底から湧いてきます。好きな人に年賀状を出すだけで、
3日は悩めたあの頃。一気に時間が戻ります。

一方で、子どもを持つ年代の方やお孫さんラブな皆さんの思い出には、
自分や両親の姿が重なります。 また、やがて誰もが迎える「老い」や「死」と
絡んだ年賀状のエピソードには、読み過ごせないものが多くありました。

来年からの年賀状に取り入れたい、年取ったら私もやろう!
と思うアイデアも豊富で、寄せられた作品全部が宝箱のようです。

楽しい時間をありがとうございました。

松本良彦感謝はがき☆アドバイザー

略歴

出身地:和歌山県

1966年和歌山県生まれ。
幼少期以降、大阪・堺にて育ち、現在・和歌山在住。
関西大学文学部卒業、会社員等を経て、輸入レコード販売員として
顧客とのコミュニケーションの重要性を強く実感。
その後10年間の印刷デザイナー経験ののち
2008年お礼状を使ったコミュニケーション型マーケティングの
講師・アドバイザーとして独立。
1年間に出会った方に書くはがきは1,000枚超。
2009年 初の著書「接客のプロが新人のために書いた接客の本」(山根暁氏と共著・明日香出版社)を上梓。
2010年 「挨拶状ドットコム 感謝はがき」にてコラム連載開始。

今回応募作品の総評

みなさまのお心の詰まった作品は、選考など非常におこがましく
感じていた私に、そのちぢこまった気持ちをまるでにっこり笑いかけながら
ほぐしてくださるかように、心あたたまる作品ばかりでした。

選考に際し、私は「感動」という言葉を念頭におきました。

「感動」とは「感」じて、「動」くと書きます。
年賀状をきっかけにみなさまが何をお「感」じになり、
そしてそこからみなさまがどう行「動」なさったのかを基準に選考をいたしました。

それは決して大きなドラマでなくてもいい。
ささいな出来事や当たり前の日常から得られた
「気づき」をもとに行動することを「感動」というのだろうと思います。

年賀状にはそんな「感動」をつれて来るチカラがある、
と今回みなさまの作品から教えていただいきました。

みなさまの思い出に、心より感謝いたします☆

山中昌幸NPO法人JAE(日本教育開発協会)理事長

略歴

出身地:東京都

1972年東京都生まれ38歳。
高校時代より高校教師を志望し、教師は広い視野と様々な経験が
必要と考え、学生時代から約2年間で海外13カ国を放浪する。
その間に受験教育に偏った日本の教育に疑問を持ち、
起業を決意する。帰国後、大手教育会社に3年間勤務。
退社後、2001年、29歳で現団体を創業。
夢は志を持って挑戦する若者を輩出し、
一人でも多くの青少年が夢と希望を持てる社会を創ること。
現在、花園大学講師、経済産業省協力チャレンジプロデューサーを兼任。また、大阪商工会議所、立命館大学、大阪教育大学などの
大学、高校、中学、教育委員会などで講演、講師多数。
テレビや新聞、雑誌にも紹介され、最近の朝日新聞、日本経済新聞でも日本を代表する若手社会起業家の一人としても紹介されました。

【webサイト】
アントレターンhttp://www.jae.or.jp/intern/
ドリカムスクールhttp://www.jae.or.jp/dream/

今回応募作品の総評

涙無しでは皆様の作品を読むことができませんでした。
全ての作品を読み終わった後、心の中が温かくなり、
私の周りの人たちの顔が思い浮かびました。
そして、あっ、あの人に出していなかったら今年は出そうと決意しました。
そんな気持ちにさせていただいた皆様に感謝です。

年賀状は一年に一回、だからこそ伝えられる気持ちがある。
これだけのIT化が進みメールが日常になっても近況を伝える、言えなかった
感謝の気持ちを伝える、相手を慮る、手書きだからこそ、面倒だからこそ
伝わるものがあることを皆さんに教えていただきました。

今回皆様の素晴らしい思い出に評価をさせていただくことは大変心苦しいものが
ありましたが、年賀状だからこその視点で評価をさせていただきました。
私自身が大変感動させられました皆様の思い出に感謝です。

年賀状は素晴らしいですね。


告知

第3回年賀状思い出大賞も予定しております。

詳細は、弊社挨拶状ドットコムDesigner'sサイトで随時告知してまいります。

募集テーマ

  • 年賀状にまつわる思い出、エピソード

※ 400文字(20×20原稿用紙1枚)以内。

※ 未発表作品(オリジナル)に限ります。

※ 他公募展との併用作品は受け付けません。

募集内容

  • 募集資格 
    不問
  • 応募形態 
    1.メール
    2.郵送
    3.FAX
    4.募集フォーム
  • 賞 品
    • 大 賞

      1点/10,000円分のJCBギフト券

    • 準大賞

      1点/5,000円分のJCBギフト券

    • 佳 作

      若干名/粗品

選考方法

審査員(弊社スタッフ)により入賞作品を選出

発 表

受賞作品は、弊社「挨拶状ドットコム 年賀状」サイトに掲載致します。(12月上旬予定)

※ 受賞の方にはE-mailにてご連絡致します。

その他

応募作品及びデータの返却はいたしませんのでご了承ください。

主 催

「挨拶状ドットコム」 運営会社:株式会社にっこう社

お問合せ

TEL : 06-6242-0001 (平日 午前10:00~午後6:00)
E-mail : omoide@aisatsujo.com

諸権利

入賞作品の著作権及び知的財産権は、主催者に帰属します。(入賞作品は他で使用することはできません)
応募作品の著作権及び知的財産権は、応募受付時から作品発表時まで主催者に帰属し、作品発表後は入賞作品を除く応募作品と著作権及び知的財産権は応募者に帰属します。

(※ 但し、非入賞作品は2010年3月31日(土)まで主催者帰属とします。)

応募作品が第三者の著作権その他の知的財産権を侵害している等トラブルが生じた場合、その作品の応募者は一切の費用を負担し、責任を持って処理・解決されるものとします。
この場合該当作品は対象から除外するものとします。

ご意見・ご感想

年賀状思い出大賞に関する皆さまからのご意見・ご感想をお待ちしております。
いただいたご意見・ご感想は、今後の年賀状思い出大賞をより良いものにするための貴重な資料として、参考にさせていただきます。

E-mail : omoide@aisatsujo.com