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公開日26.07.30

『枕草子』を現代風にアレンジ!もし清少納言が令和にいたら?

まうす

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こんにちは、挨拶状ドットコムの「まうす」です。

挨拶状に携わっていると、季節の言葉や文章に触れる機会がたくさんあります。
そのたびに、「日本語って本当に美しいなぁ」と感じることが多いんです。

そこで今回は、四季や日常を美しく描いた『枕草子』を題材に、もし令和に書かれていたらどうなるのかという視点で、現代の言葉にアレンジしてみることにしました。 

AIを相棒に、『枕草子』の一節を”現代風”にアレンジしてみます。
果たして「まうす」とAIは、平安文学の魅力を現代の言葉でどこまで表現できるのでしょうか?

『枕草子』ってどんな作品?

平安時代に清少納言によって書かれた、日本を代表する古典文学のひとつです。
四季の風景や日常の出来事などを、清少納言ならではの感性でつづった随筆(エッセイ)として知られています。

「をかし」という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
「をかし」は、現代でいう「趣がある」「すてき」「面白い」といった気持ちを表す言葉です。

約1,000年前に書かれた作品ですが、読んでみると「それ、今でもわかる!」と思える場面も少なくありません。そんな『枕草子』を、もし令和の言葉で表現したらどうなるのか。さっそく挑戦してみます。

『枕草子』を現代風にアレンジしてみた

さっそくですが、清少納言にスマホを持ってもらって… 

まずは『枕草子』の冒頭「春はあけぼの」をAIに渡し、「現代風にアレンジして」とお願いしてみます。思っていた以上に面白くアレンジしてくれました。

しかも、「現代風に」としかお願いしていないのに、なぜかギャルっぽい仕上がりに(笑)。なので、「ギャル80%で!」と追加オーダーしてできたのが以下です。

季節を感じるエモい瞬間

※原文は読みやすさを考慮し、一部を「…」で省略しています。

春は、ぶっちゃけ早朝っしょ。
だんだん空が明るくなって、ピンクの雲がうっすら伸びていくのがマジで映える。

【原文】
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は、夜一択。
満月は言うまでもなく最高だし、闇夜にホタルが光って飛び交うのも、雨の夜もエモくてヤバい。

【原文】
夏なつは、夜よる。月つきのころはさらなり。闇やみもなほ、蛍ほたるの多おほく飛とびちがひたる。…雨あめなど降ふるも、をかし。

秋は、夕暮れが優勝。
夕日が沈むころ、鳥が群れて帰っていく姿とか超エモいし、その後の風の音や虫の声もしみる。

【原文】
秋あきは、夕ゆふ暮ぐれ。夕ゆふ日ひのさして、山やまの端はいと近ちかうなりたるに、…、はた、言いふべきにあらず。

冬は、早朝がガチ。
雪や霜の白さは言うまでもないし、超寒い朝に急いで部屋をあっためていく時間、めっちゃ冬って感じで最高。

【原文】
冬ふゆは、つとめて。雪ゆきの降ふりたるは、言いふべきにもあらず。霜しものいと白しろきも。…白しろき灰はひがちになりて、わろし。

春はあけぼのをここまで現代風にしてもらうと、いろいろ試したくなりました。
次は、『枕草子』の「すさまじきもの」に挑戦です!

「すさまじきもの 」とは

現代語の「凄まじい(ものすごい・恐ろしい)」とは意味が異なります。 古文での「すさまじ」は、以下のニュアンスを持つ言葉で、「興ざめなもの」「がっかりするもの」を表します。

  • 時機はずれ
  • 不調和
  • 期待外れ
  • 中身がない

今度はギャル風ではなく、「もし清少納言が令和を生きる20代OLだったら?」という設定でAIにアレンジしてもらいました。

【詳細設定】
20代くらい(『枕草子』を書いた頃をイメージ)。都会のオフィスで働き、流行は取り入れつつも上品できれいめなスタイル。

本当にがっかりすること

※原文は読みやすさを考慮し、一部を「…」で省略しています。
※現代訳は内容を損なわない範囲で、簡潔にまとめています。

華金の理不尽な残業。

「金曜の夜だし、気になってたバルに行こう!」と気合いを入れて綺麗にメイクも直したのに、定時直前に急ぎの仕事を振られて結局遅くまで残業。すっかり遅くなって、お店に行くどころか疲れ果ててトボトボ帰るだけの夜、本当に切ない。

【原文】 
方たがへに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などはいとすさまじ。 
【現代訳】
せっかく訪ねて行ったのに、相手が留守だったこと。節分のような特別な日にそれだと、なおさらがっかりする。

衣替えのタイミングミス。

張り切って買ったお気に入りのノースリーブワンピなのに、その日に限って急に肌寒くなって、街中で一人だけ季節を先取りしすぎて浮いているときの、あの場違いな空気感。

【原文】
三、四月の紅梅の衣。
【現代訳】
三月や四月になっても紅梅色の衣を着ていること。季節に合わず、ちぐはぐで興ざめする。

盛り上がらないお食事会。

事前のLINEでは「素敵な人が来るよ!」と期待させられていたのに、いざ当日会ってみたら会話が全く弾まず、ただ食事を黙々と食べるだけの時間、本当に帰りたい。

【原文】
人のもとにわざときよげに書きてやりつるふみの返りごと、いまはもてきつらむと待つほどに、…「おはさざりけり」など、持て帰りたる。
【現代訳】
心を込めて手紙を送った相手から返事を楽しみに待っていたのに、「お返事はありませんでした」と手紙を持ち帰られてしまうこと。 

期待外れの評価面談。

先輩からも「今回のプロジェクト頑張ったし、昇進間違いないよ!」と背中を押されて期待していたのに、いざ面談を受けたら据え置きで、現状維持のまま終わったときのあの何とも言えない虚しさ。

【原文】
除目に司得ぬ人の家。今年は必ずと聞きて、はやうありし者どもの…みなあつまり来て…はつる暁まで門たたく音もせず…
【現代訳】
今年こそ昇進すると期待されていた人の家。お祝いに人が集まって待っているのに、夜が明けても吉報は届かず、結局昇進できなかったことが分かる。

私は「すさまじきもの」を知らなかったのですが、読んでみると、日常の中で感じた小さながっかりが書かれていて、ぐっと親近感が湧きました。

令和に清少納言がいたら、きっと毎日のようにSNSでつぶやいていそうですね。

さいごに

今回は、AIを相棒に『枕草子』を現代風にアレンジしてみましたが、いかがだったでしょうか。ギャル風でもOL風でも、不思議と清少納言らしさが残っていて、改めて言葉のセンスのすごさを実感しました。

読み返してみると、1000年以上前の言葉でありながら、どこか今の私たちの感覚にも通じるものがあり、「古典」というよりも”日常を切り取った言葉の記録”として楽しめることに気づかされました。

興味が湧いた方は、ぜひ原文や現代語訳にも触れてみてくださいね。

ここまでお読みいただきありがとうございます!
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