総評

今年も、全国から861作品のご応募ありがとうございました。

人それぞれの心に残る、年賀状の思い出は実に多彩で新鮮です。
そして、今回の受賞作品の多くは、改めて「絆」の大切さを教えてくれるものでした。

受け取った一枚の年賀状が、人の心を動かし思い出に変わる瞬間をぜひご覧ください。

受賞作品

大賞
河野 正人
準大賞
伊吹 史郎
特別賞
福井 敦男
挨拶状ドットコム賞
玉井 一郎
佳作
山極 尊子
長谷川 真唯
秋本 一頼
梶原 健一
スワン
中川 曙美
清水 隆夫
古垣内 求
大賞

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氏名
神奈川県 河野 正人
審査員コメント
一年に一度の言葉が心にしみ、前に進むことができる。それが歴史とともに伝わってきます。
準大賞

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氏名
大阪府 伊吹 史郎
審査員コメント
「官製葉書に書かれた心の年賀状」という言葉が胸にしみます。
特別賞

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氏名
京都府 福井 敦男
審査員コメント
年賀状がこのような形で、このような深い人と人との絆となっていることを改めて知りました。
挨拶状ドットコム賞

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氏名
香川県 玉井 一郎
審査員コメント
親友ならではの人騒がせないたずら年賀状もまた、新年の一興ですね。
佳作1

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氏名
埼玉県 山極 尊子
審査員コメント
「年賀状」という日本文化が世界にも広がっていくのは素晴らしいことですね。
佳作2

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氏名
大阪府立香里丘高等学校長谷川 真唯
審査員コメント
相手とつながるだけでなく、「間の人」とつながるという感覚。豊かで楽しいと思います。
佳作3

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氏名
東京都 秋本 一頼
審査員コメント
気がつけば自分も父親。いつかの日か息子さんもお父さんの気持ちに気付く日がくるんでしょうね。
佳作4

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氏名
佐賀県 梶原 健一
審査員コメント
誇りと喜びを持って年賀状を届けでくださる。嬉しいですね。配達する方の熱い思いも、きっと相手に届きます。
佳作5

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氏名
大阪府 スワン
審査員コメント
区切りの年に励ましの年賀状。年賀状の役割は実に多様です。
佳作6

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氏名
新潟県 中川 曙美
審査員コメント
悲しいけれど最期を飾るシンプルな言葉の花束。いいですね。
佳作7

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氏名
茨城県 清水 隆夫
審査員コメント
年賀状の束にこめられたお父さんの愛情が、ひしひしと伝わってきます。
佳作8

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氏名
大阪府 古垣内 求
審査員コメント
お互いを思いやった代筆の年賀状。日本人のやさしさが歴史とともに伝わってきます。

審査委員の紹介

徳丸博之株式会社にっこう社 代表取締役

徳丸博之

略歴

出身地:大阪府

1969年 大阪府生まれ

1992年 関西大学を卒業、金融機関に就職

2000年 独立を決意し、同年退社

2004年 挨拶状に特化したweb通販サイト「挨拶状ドットコム」を立ち上げ、以後年賀状印刷など挨拶状に特化した、webサイトの立ち上げを行う

2009年 第1回年賀思い出大賞 最終審査委員長を務める

【webサイト】
挨拶状ドットコム https://www.aisatsujo.com/
挨拶状ドットコム Designer's https://www.aisatsujo.jp/

今回応募作品の総評

今年も素敵な作品がたくさん。各世代のいろいろな思い出に感動し、元気をもらえました。

作品は当然、同じものは一つもなく、その方にとっては大切な唯一の思い出。
自分以外の思い出に触れ 、何かを感じてもらえたらうれしく思います。

年賀状は「過去のつながり」でしょうか?

私は「一生のつながり」の証しだと思います。 

伊東 敏朗日本郵便株式会社 取締役副社長

伊東 敏朗

略歴

出身地:神奈川県

1976年 郵政省に入省

郵便分野等の勤務を経て、日本郵便株式会社 取締役副社長。

毎年800通以上の年賀状は、表面・裏面とも、すべてを自ら毛筆で書く。

手紙愛好家でもあり、普段の手紙には名前の透かしが入ったオリジナルの便箋と封筒を愛用。

今回応募作品の総評

今回初めて「年賀状思い出大賞」の審査に参加させていただきました。

しみじみと心温まる思い出、思わず涙がこぼれる思い出、微笑んでしまう思い出・・・。
一枚の年賀状に、実に様々なドラマがあるものですね。

「年賀状は今と未来の幸せをつなぐお守り」、「あけましておめでとうございますは幸せをもたらす魔法の言葉」といった素晴らしい言葉もありました。

数十年もの時を超えてひととひとをつなぎ、海を越えてひととひとをつなぐ年賀状は、応募作品にもあったように、まさに「日本の心を届ける」ものだと改めて感じました。

中川 越

中川 越

略歴

出身地:東京都品川区

1954年東京都生まれ

雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。

古今東西・有名無名を問わず、さまざまな手紙から「手紙のあり方」を考える。
また、近代文学の文豪たちの書簡を手がかりに、そのエッセンスを紹介するなど、多様な切り口から手紙に関する書籍を執筆し、手紙の価値や楽しさを紹介している。

著書に、『文豪たちの手紙の奥義』(新潮文庫)、
『手紙・はがき書き方事典』 『名文に学ぶこころに響く手紙』(以上、講談社)、
『気持ちが伝わる手紙・はがきの書き方全集』(PHP研究所)、
『年賀状のちから』(CKパブリッシング)、
『すべての仕事で使える文書大事典』(永岡書店)などがある。

2012年、日本郵便株式会社「年賀イノベーション研究会」のメンバーとなる。

『年のはじめに触れあう心―年賀状のいま、そしてこれから』(日本郵便株式会社発行)に、「年賀状の系譜とことばに対する感受性」を執筆。

【ホームページ】

http://sites.google.com/site/nakagawaetsu/

今回応募作品の総評

楽しい年賀状の思い出、美しい年賀状の思い出を今年もたくさん読ませていただきました。

年賀状や手紙をどう書けば、思いが十分に伝わるかと、誰でも考え込むわけですが、応募された皆さんの思い出を読ませていただくと、そんな悩みは消えてしまう気がします。

どう書くかということより、その前に、相手をどう思い、自分がどう生きているかということにより、言葉の重みや強さ、楽しさ、そして美しさが違ってくるのだと教えていただいたような気がします。

応募された全作品は、すべて美しい命のきらめき、ひたむきに生きている命の証のように感じられ、心が洗われた思いです。ありがとうございました。

山崎順子日本郵便株式会社 近畿支社 郵便事業本部 営業部 スーパーバイザー

山崎順子

略歴

2012年4月、38年間勤めた堺市立の小学校教諭を定年退職したあと、手紙文化を広めるために、日本郵便株式会社 近畿支社 郵便事業本部 営業部 スーパーバイザーとして勤務。

本社の企画している『手紙の書き方体験授業』に携わり、教育委員会に働きかけたり、学校への出前授業をしている。また、出前授業ができる講師育成にも協力している。

今回応募作品の総評

今回も素晴らしい作品が多かったと思います。

特に父親に関する年賀状が多く、普段の生活で気づかなかった父親の存在に改めて気づくきっかけを作ってくれた作品に感謝したいですね。

手書きにこだわらず、印刷でもいいので、年に1度の年賀状を出し続けてほしいですし、人と人が繋がることで、心豊かに過ごすことができるのだと思います。

今年も若い人の作品がありましたが、作品を書きながらメールより年賀状が良いと気づいたのではないでしょうか。

もっと若い人の作品が増えることに期待しています。

年賀状って、やっぱりいいですね。


掲載されました

郵便局「かわら版」
郵便局「かわら版」
郵便局発行、フリーペーパー「かわら版」12月発行
「気持ちが伝わる年賀状、新年の挨拶」枠で書籍「年賀状のちから」の作品が紹介されました。※全国の郵便局で250万部配布
BS日テレ「良い国のニュース」
番組特集(11月12日放送分)で過去の受賞作品が再現VTRで紹介されました。
東京ケーブルテレビ
年賀状ミニ番組「Precious Message」(12月放送)で過去の受賞作品が紹介されました。
公募ガイド社
公募ガイド社
雑誌「公募ガイド」2月号
公募クローズアップで年賀状思い出大賞の募集概要と作品が紹介されました。
産経関西
産経関西
第4回「年賀状思い出大賞」の募集概要が紹介されました。
朝日放送 「ビーバップハイヒール」
年賀状特集(12月20日放送分)で過去の受賞作品が再現VTRで紹介されました。

書籍のご案内

『年賀状思い出大賞』が本になりました。 年賀状のちから 年賀状にまつわる65のストーリー

次回の募集について

次回の募集は2013年11月を予定しております。

主催・後援

主催
挨拶状ドットコム運営会社:株式会社にっこう社
後援
日本郵便

お問い合わせ

TEL:06-6450-8029(平日 午前10:00~午後6:00)
E-mail:omoide@aisatsujo.com

諸権利

入賞作品の著作権及び、広告、商品化、書籍化(電子書籍を含む)などに使用する際の2次使用権は主催者に帰属します。応募作品に記載された個人情報は「第5回年賀状思い出大賞」に関わる審査、お問い合わせ、結果通知などに利用させていただきます。

応募作品が第三者の著作権その他の知的財産権を侵害している等トラブルが生じた場合、その作品の応募者は一切の費用を負担し、責任を持って処理・解決されるものとします。
この場合該当作品は入賞対象から除外するものとします。