年賀状デザインコンペ歴代おもしろデザイン【PART 1】

連載

こんにちは!挨拶状ドットコムの「カッチ」です。

皆さんは、挨拶状ドットコムの年賀状印刷サイトで実施している公募企画「年賀状デザインコンペ」をご存じですか?

毎年、全国のクリエイターに向けて公募し、審査、発表、商品化を行なっている名物企画で、年賀状印刷サイトの「コンペ受賞作品」という商品カテゴリーからご注文いただけます。

その歴史は長く、2009年 丑年の年賀状から始まり、今年でなんと15年目(干支を一周しました♪)。

毎年届くデザインはクリエイターの卵となる学生からの作品が多く、斬新な発想で生み出されたユニークなデザインが魅力です。この年賀状デザインコンペ作品を毎年リピート注文されるお客さまもいるほど、人気の企画になっています。

今回は、そんな「年賀状デザインコンペ」の歴代受賞作品の中から、私が個人的に面白い!と感じた作品をピックアップしてご紹介しますので、ぜひ楽しみながら読んでいただけたらと思います。

遊びゴコロがあるで賞

まずは、ついつい遊んでしまう、貰うと嬉しい年賀状デザインをご紹介。

【画像左】torisunさまの作品(2023年卯年「最優秀賞」受賞)

卯年ということで、童話「ウサギとカメ」をテーマに描いたコミカルなイラストが印象的です。遊び心をくすぐる富士山の迷路が秀逸で、その迷路を駆け抜けてウサギとカメが仲良くゴール! 童話とは少し違った演出がニクいですね。おまけに縁起の良い一富士二鷹三茄子がしっかり描かれています。ストーリーを感じさせるイラストを含め、とにかく楽しいデザインになっています。

【画像右】funenoさまの作品(2022年寅年「挨拶状ドットコム賞」受賞)

クロスワードパズルになっている珍しいデザイン。こんな年賀状が届いたら思わずマスを埋めたくなっちゃいますよね♪ もちろん、私もばっちり遊ばせていただきました。年賀状は相手のことを思って送るもの。新年から楽しんでもらいたい、という気持ちを表現するのにピッタリのデザインだと思います。

目の付けどころがさすがで賞

続いてのテーマは、モチーフの表現方法が見事なデザイン。

【画像左】杉山さまの作品(2017年酉年「最優秀賞」受賞)

ニワトリの体毛を表現した襟足部分と、富士山の雪が積もった部分を、「ギザギザ」という共通の記号でデザインしたところが秀逸です。目の付けどころが面白いだけでなく、ひと目見てそのアイデアが伝わる見せ方になっている点、年賀状のおめでたい要素がしっかり反映されている点も素晴らしく、まさに最優秀賞に相応しい作品だと思います。

【画像右】MGさまの作品(2018年戌年「優秀賞」受賞)

介助犬としても活躍するラブラドールレトリバーを、ハートの形だけでデザインしたそのアイデア、表現力が群を抜いていました。作者の制作意図を見ると、介助犬としての活動から連想した「ハート」をモチーフにしたと記載が。「なるほど!」と膝を打ちました。こんな、ほっこり温かい年賀状が届いたら嬉しくなってしまいますね♪

ブラックユーモアが効いているで賞

最後のテーマは、ブラックユーモア。応募者の方の発想には驚かされることが多いのですが、この2つの作品は別の意味でインパクトがありました。

【画像左】しらいしさまの作品(2017年酉年「優秀賞」受賞)

一見、楽しげな雰囲気のイラストが描かれていて、ほかほかご飯が美味しそうです。でも、よくよく見ると「卵かけ」ご飯! これは自虐が効いていますね。楽しいイラストなので余計に。。。両脇の小瓶がニワトリとヒヨコになっている点も実に気が利いています。この年賀状をもらった人は、美味しい一年になりそうです♪

【画像右】中村さまの作品(2017年酉年「佳作」受賞)

鶏の家族がはがきに収まっていて、仲睦まじい姿が描かれていています。でもよく見てください。お母さんが腰掛けているのは・・・赤ちゃんが入った玉子ォォォ!? 仲良し家族だと思ったのに、赤ちゃんを雑に扱うってどういうこと? もしかしたら玉子はすでに茹で玉子でこれから食べるつもり? など色々と想像は膨らむばかり。だんだん、お母さんやヒヨコたちの無表情さが怖くなってきて、もはやホラーです(笑) じわじわくる年賀状の代表格として今も語り継がれています。

最後に

いかがでしたか? お気に入りの作品はありましたでしょうか?

15年続く「年賀状デザインコンペ」には、こんなユニークな作品が盛りだくさん。皆さんもお気に入りの作品があれば、ぜひ、コメント欄で教えてください。

次回も面白いテーマを集めて紹介いたしますので、【PART 2】もお楽しみに!

コメント

シェアする