総評
今回も、全国から592作品もの素敵なエピソードが集まりました。
年賀状が人の心に与える感情や思い出は実に多彩です。年賀状を受け取ることによって、前向きな気持ちになれる日本人の感受性と、その素晴らしさを改めて教えていただきました。
一枚の年賀状が織り成すストーリーをぜひご覧ください。
受賞作品
審査委員の紹介
徳丸博之株式会社グリーティングワークス 代表取締役
略歴
出身地:大阪府
1969年 大阪府生まれ
2004年に、挨拶状に特化したweb通販サイト「挨拶状ドットコム」をスタート。
転勤や退職などフォーマルな挨拶状から、出産・結婚の報告、年賀状などカジュアルな挨拶状印刷のサイト立ち上げを行う。
2009年の第1回 年賀状思い出大賞から審査委員を務める。
【webサイト】
挨拶状ドットコムprofessional https://www.aisatsujo.com/
挨拶状ドットコム Designer's https://www.aisatsujo.jp/
今回応募作品の総評
今年の作品も一文字一文字に想いが詰まった素敵で唯一の作品ばかり。
懐かしく、楽しかった過去の思い出だけでなく、年賀状がきっかけで人生が変わり、生き方を決意した。そんな作品に心奪われます。
年賀状で人生を変わる人がいるのです。そんな思いで今年は一言そえて年賀状を出してみるのはいかがでしょうか。
福田 聖輝日本郵便株式会社 代表取締役副社長
略歴
出身地:熊本県
昭和25年生まれ
昭和46年の郵政省入省以来、郵便事業を中心に業務に携わっている。
最近では日本で最も大きな新東京支店長、東京支社長として、業務の改善や社風の改革など精力的に活動。
東京支社長時代も代表取締役副社長になった現在も、ほぼ毎日、愛用の万年筆で直筆の手紙を書いている。
「心のこもった直筆の手紙は、一番身近で手軽に気持ちを伝えることができる方法のひとつです。メールはとても便利ですが、心を伝えるうえで手紙に勝るものはないと思います。手紙のいいといころや大切さをこれからの若い世代の皆さんにも伝えていきたいですね」
今回応募作品の総評
心温まるお話、1枚の年賀状に対する想いなどが表現されており、素晴らしい作品ばかりで感動しました。
読ませていただいて、年賀状が人と人の心をつなぐ大きな役割を持っていること、また、その仕事に携わっていることの喜びを感じました。そして、1枚の年賀状が1人の人に感動を与え、その人の心にいつまでも残り、時としてはその後の人生を変えてしまう大きな力があることを、あらためて実感しました。
そのような、受け取る人に感動を与えている年賀状の共通点は、書く人がどれだけ相手のことを思って書いているか、というところだと思います。私も毎年800枚ぐらいの年賀状を書きますが、今年は受け取っていただいた方に少しでも感動を与えられる年賀状にしたい、と意を決したところです。
いただいて嬉しく、楽しい気持ちになる年賀状を作りたいですね。
中川 越
略歴
出身地:東京都品川区
1954年東京都生まれ
雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。
古今東西・有名無名を問わず、さまざまな手紙から「手紙のあり方」を考える。
また、近代文学の文豪たちの書簡を手がかりに、そのエッセンスを紹介するなど、多様な切り口から手紙に関する書籍を執筆し、手紙の価値や楽しさを紹介している。
主な著書に、『夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫』(マガジンハウス)、
『文豪たちの手紙の奥義』(新潮文庫)
『手紙遺産』(文月書房)
『実例 大人の基本 手紙書き方大全』 『名文に学ぶこころに響く手紙』(以上、講談社)
『気持ちがきちんと伝わる! 手紙とハガキの書き方新事典』(朝日新聞出版)、
『年賀状のちから』(CKパブリッシング)などがある。
2012年、日本郵便株式会社「年賀イノベーション研究会」に参加。
『年のはじめに触れあう心―年賀状のいま、そしてこれから』(日本郵便株式会社発行)に、「年賀状の系譜とことばに対する感受性」を執筆。
2014年、NHK・Eテレ「知恵泉」、NHK総合「視点・論点」に出演。
【ホームページ】
今回応募作品の総評
楽しく、美しく、透明で、やさしい年賀状の思い出に満ち溢れていました。
総評に代えて、わたくしの個々の作品への感想をご紹介させていただきます。
以下に感想を記した作品は入選作へのものとは限りません。ご応募いただいたすべての作品に感想を申し上げたいのですが、スペースの関係でかないません。悪しからずお許しください。
応募作品への感想のわたくしの一部は以下の通りです。
「JAPANの文字がないために、マレーシアから漢字圏の数か国を経由して、ようやく雛祭りの頃に届いた年賀状。どの国の郵便マンもすばらしい。世界はきっと色々な問題を乗り越え心でつながれると確信しました」
「教え子さんたちからの年賀状による報告を、自分の通信簿ととらえる先生は、なんて素晴らしい先生なのでしょう」
「年賀イベントに、これだけ精力を使う家族は、なかなかいません。まるでお祭り騒ぎ。着ぐるみの滑稽さはさぞかし受け取り手を喜ばせ、相手のお正月の祝賀ムードをさらに盛り上げたことでしょう」
「白紙の年賀状を埋め尽くすために東京から鹿児島に持参した年賀状。あまりに斬新で、満ち溢れる愛情がこもっています。文字はなくても、最高の年賀状です」
「その人の人生を美しくかえてしまう、そんな年賀状を一枚でも書いてみたいものだと思いました」
「いつ、どこで会い、どんな間柄かをお互いに忘れてしまった年賀状交換。これもまた人生の大きな愉しみといえるでしょう。うらやましい気がします」
山崎順子日本郵便株式会社 近畿支社 郵便・物流営業部 スーパーバイザー
略歴
2012年4月、38年間勤めた堺市立の小学校教諭を定年退職したあと、手紙文化を広めるために、日本郵便株式会社 近畿支社 郵便・物流営業部 スーパーバイザーとして勤務。
本社の企画している『手紙の書き方体験授業』に携わり、教育委員会に働きかけたり、学校への出前授業をしている。また、出前授業ができる講師育成にも協力している。
今回応募作品の総評
今年も「年賀状思い出大賞」審査の季節となり、うれしく思います。
どの作品も想いがこもっていて、作品にはまり込んで読ませていただきました。
第7回ということで、内容にレベルアップを感じました。
小さいお子さんの応募もあり、応募年齢の幅が広がっているので喜んでいます。
家族、職場、幼いころの友達関係など年賀状で繋がっていて、年賀状の大切さをひしひしと感じました。
この「年賀状思い出大賞」がいつまでも続きますようお祈り申し上げます。
過去の受賞作品
次回の募集について
第8回の募集開始は2015年11月を予定しています。
紹介されました
- 日本郵便「郵便年賀.jp」
-
2014年11月25日に、第6回「日本郵便賞」の作品が日本郵便の年賀特設サイト「郵便年賀.jp」にてショートムービーになりました(アニメーション:鉄拳 / 音楽:吉田山田)
- フジテレビ「とくダネ!」
- 2013年11月14日放送の番組内で、年賀状思い出大賞の授賞式イベントと、第5回の大賞作品が再現VTRで紹介されました。
- TBSテレビ「ひるおび!」
- 2013年12月13日放送の番組内で、第1回の大賞作品が再現VTRで紹介された他、受賞者インタビューが放送されました。
- 関西テレビ「ハピくるっ!」
- 2013年11月14日放送の番組内で、年賀状思い出大賞の授賞式イベントが紹介されました。
- 朝日新聞デジタル
- 2013年11月14日に、第6回年賀状思い出大賞の募集について掲載されました。
- 公募ガイド社「WEB公募ガイド」
- 2013年12月10日に、WEB公募ガイド新着公募情報内で年賀状思い出大賞の授賞式と、第6回の募集について掲載されました。
- Yahoo! ニュース
- 2013年11月14日に、年賀状思い出大賞の授賞式イベントが掲載されました。
- BS日テレ「良い国のニュース」
- 2012年11月12日放送の番組内で、年賀状思い出大賞の過去の受賞作品が再現VTRで紹介されました。
- 郵便局「かわら版」
- 郵便局のフリーペーパー「かわら版」2012年12月発行分の「気持ちが伝わる年賀状、新年の挨拶」枠で、書籍「年賀状のちから」の作品が紹介されました。※全国の郵便局で250万部配布。
主催・後援
- 主催
- 運営会社:株式会社グリーティングワークス
- 後援
お問い合わせ
TEL:06-6450-8029(平日 午前10:00潤オ午後6:00)
E-mail:omoide@aisatsujo.com
諸権利
入賞作品の著作権及び、広告、商品化、書籍化(電子書籍を含む)などに使用する際の2次使用権は主催者に帰属します。応募作品に記載された個人情報は「第7回年賀状思い出大賞」に関わる審査、お問い合わせ、結果通知などに利用させていただきます。
応募作品が第三者の著作権および、その他の知的財産権を侵害している等のトラブルが生じた場合、該当作品の応募者は一切の費用を負担し、責任を持って処理・解決されるものとします。また、主催者は該当作品を受賞対象から除外するとともに賞品の返還要求を行い、応募者はこれに従うものとします。
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