株式会社グリーティングワークス 代表取締役
大阪府出身
1969年 大阪府生まれ
2004年に挨拶状に特化したweb通販サイト「挨拶状ドットコム」を立ち上げ、以後年賀状印刷など、挨拶状に特化したwebサイトの運営を行う。
2009年の第1回 年賀状思い出大賞から審査委員を務める。
11回目を迎える「年賀状思い出大賞」。今年も多くの人々の人生を知り、心が暖かくなる沢山の作品と出会えました。
毎年、多くの作品を読み、わかってきたことがあります。年賀状が「思い出」になるということは、送る人、受け取る人の人生に影響を与えたから。そして、時を超えてその年賀状を振り返ったり、思い出すことで、人生の拠り所だったり、元気の源になったりするのだと思います。言わば、年賀状は時空を超えて届く、今の自分へのメッセージ。
メールやSNSの時代になったからこそ、本当に大切にしなければならないメッセージ。それは、過去にあるのではないかと思うようになりました。
だから今年も未来に向けて、沢山の年賀状を出したいと思います。
日本郵便株式会社 取締役副社長兼執行役員副社長
千葉県出身
1958年生まれ
2019年から現職。1982年の郵政省入省以来、郵政3事業全般及び放送・通信事業の業務を務めたほか、内閣官房郵政民営化準備室において郵政民営・分社化法案の作成に携わる。その後、日本郵便株式会社において郵便・物流事業を中心に担当。
第9回より年賀状思い出大賞の審査員を務める。
毎年楽しみにしている「年賀状思い出大賞」。今年も多くの魅力的な作品に出会うことができました。
どの作品にも年賀状のすばらしさが溢れ、皆さんが年賀状を通じて多種多様なやり取りをされていること、色々な気持ちを感じ取っていらっしゃることが見て取れ、大変うれしく思いました。
私ども日本郵便の役割は、皆さんが気持ちを込めて書いた年賀状をしっかりとお届けすること。そして、年賀状のすばらしさ、年賀状やそこに書かれた言葉が持つ力を、多くの皆さまに感じていただきたいと考えております。
東京都品川区出身
1954年 東京都生まれ
雑誌・書籍編集者を経て、執筆活動に入る。
古今東西・有名無名を問わず、さまざまな手紙から「手紙のあり方」を考える。
また、近代文学の文豪たちの書簡を手がかりに、そのエッセンスを紹介するなど、多様な切り口から手紙に関する書籍を執筆し、手紙の価値や楽しさを紹介している。
主な著書に
『文豪に学ぶ 手紙のことばの選びかた』(東京新聞出版局)
『漱石からの手紙 人生に折り合いをつけるには』(CCCメディアハウス)
『夏目漱石の手紙に学ぶ 伝える工夫』(マガジンハウス)
『文豪たちの手紙の奥義』(新潮文庫)
『社格を上げる トップリーダーの手紙』(新日本法規出版)
『実例 大人の基本 手紙書き方大全』『名文に学ぶこころに響く手紙』(以上、講談社)
『気持ちがきちんと伝わる! 手紙とハガキの書き方新事典』(朝日新聞出版)
『年賀状のちから』(CKパブリッシング)などがある。
2012年、日本郵便株式会社「年賀イノベーション研究会」に参加。
『年のはじめに触れあう心 年賀状のいま、そしてこれから』(日本郵便株式会社発行)に、「年賀状の系譜とことばに対する感受性」を執筆。
2014年、NHK・Eテレ「知恵泉」、NHK総合「視点・論点」に出演。
2016年、NHK総合「あさイチ」に出演。NHKラジオ「ラジオ深夜便」〈ないとエッセー〉に出演。
2017年、NHKラジオ「ラジオ深夜便」の「文豪通信」に、毎月一回レギュラー出演中。
本年も審査させていただく栄誉をいただき、恐縮です。多くの貴重な思い出に接する機会を得る喜びと感謝を、改めてお伝え致します。
奇抜な年賀状の思い出もステキですが、今回の思い出は、しみじみとしたもの、さりげなくも力強いもの、素朴ゆえにさわやかなものなど、奇を衒うことのない靜かなほほえましさや、穏やかな感動や、趣きを感じるものが少なくありませんでした。
これまでの傾向とはまた一味異なる、新鮮な味わい深さを感じさせていただきました。
年賀状の思い出大賞の発展の可能性がさらに期待できるとともに、年賀状そのものの未来が、決して暗いものではないと確信しました。
今回の選考対象作品、その総体の印象こそが、年賀状という美習を正しく継承し、年賀状の未来、ひいては日本人の心の未来を拓くきっかけになるものと信じます。
思い出に甲乙はつけられません。表現力の違いを、点数の違いとすることにいたしました。どうぞ宜しくお願いいたします。
日本郵便株式会社 近畿支社 郵便・物流営業部 スーパーバイザー
大阪府出身
大阪府生まれ
2012年4月に38年間勤めた堺市立の小学校教諭を定年退職した後、手紙文化を広めるため、日本郵便株式会社 近畿支社 郵便・物流営業部 スーパーバイザーとして勤務。
本社の企画している『手紙の書き方体験授業』に携わり、教育委員会にはたらきかけたり、『手紙の書き方体験授業』の出前授業として、暑中見舞いの書き方や年賀状の書き方を小・中学校で行っている。
また、出前授業ができる講師育成にも協力している。
さすが選考に残った作品だけあって、すばらしい作品が多かった。
認知症になったご両親や孫、遠く離れたお母さんとの年賀状のやりとりに勇気づけられたり、感動した年賀状が多かった。
手書きにこだわることなく、印刷したはがきに一言付け加え、年に一度の年賀状を出し続けることで人と人がつながり、心豊かに過ごすことができる。
今後、若い人の作品が増えることを期待したい。
年賀状っていいですね。
日本ってどんな国でしょう。万葉の昔、「言霊の幸う国」=言葉によって幸せがもたらされる国、と考えられていました。年賀状で新年を慶び、相手の一年の幸福を願う思いは、1500年前にそのルーツがあります。
これまでの年賀状思い出大賞を振り返ると、万葉の昔から続く日本の心が、あたたかな手のひらに大切にのせられ、受け継がれてきたことがよくわかります。
たとえば、年賀状を書くことを面倒に思う息子に父は言いました。「はがき一枚で、愛情や好意を伝えることが出来るのならば、面倒でも、なんでもないよ。はがき一枚で幸福になれるなら、簡単なことだろ」
さらに、ある日本語教師は、年賀状の習慣を外国の人に伝えました。「年賀状は私が教えた美しき日本文化の一つだ。年賀状に彼らの思いはしたためられ、海を越えてやってくる。『先生のおかげで日本が大好きになりました』」
新年、何十億通もの年賀状が日本を埋め尽くします。いつの日か「おめでとう、お幸せに」と交わし合う、この美しい言葉の習慣が7つの海を越えて広まったとき、世界中の町の隅々にも幸福がもたらされる気がするのですが、甘い空想でしょうか。
第12回の募集開始は2019年11月を予定しています。
2014年11月25日に、第6回「日本郵便賞」の作品が日本郵便の年賀特設サイト「郵便年賀.jp」にてショートムービーになりました。(アニメーション:鉄拳 / 音楽:吉田山田)
2016年11月30日に、フジテレビ「ホウドウキョク」の年賀状特集にて、「年賀状思い出大賞」の記事が掲載されました。
主 催運営会社:株式会社グリーティングワークス
後 援
TEL:06-6450-8029 (平日 10:00~18:00)
E-mail:omoide@aisatsujo.com
入賞作品の著作権及び、広告、商品化、書籍化(電子書籍を含む)等に使用する際の二次使用権は主催者に帰属します。応募作品に記載された個人情報は「第11回年賀状思い出大賞」に関わる審査、お問い合わせ、結果通知、賞品の発送等に利用させていただきます。
応募作品が第三者の著作権および、その他の知的財産権を侵害している等のトラブルが生じた場合、該当作品の応募者は一切の費用を負担し、責任を持って処理・解決されるものとします。また、主催者は該当作品を受賞対象から除外するとともに賞品の返還要求を行い、応募者はこれに従うものとします。