【年賀状 作成】年賀状の基本をおさえて、自分にあった作成方法を選ぼう!便利な文例付き

いざ年賀状を作るとなると、家庭用プリンタとネット注文のどちらにするか迷いますよね。自分に合わない方法を選んだ結果、年賀状の準備が間に合わなくなってしまったら本末転倒です。この記事では、年賀状の起源や目的、出す時期や構成、書き方のポイント、自宅印刷とネットプリントの比較、年賀状で使える文例についてご紹介します。正しい書き方と自分に合った作成方法を知って、心のこもった年賀状を作成できるようになりましょう。

年賀状の基本を知ろう!

年賀状の基本を知って、気持ちの良い新年の挨拶を送りましょう。ここでは、元旦に届けるための期日と宛名の構成、裏面の書き方についてご紹介します。

元旦に届けるためには12月25日までに投函しよう

年賀状を元旦に届けるためには、12月25日までに投函しましょう。年賀はがきは11月1日に発売が開始されます。12月15日~12月25日の間に投函すれば、確実に元旦に届けてもらえます。万が一この期間に間に合わなくても、近隣の都道府県であれば12月28日までに投函すれば元日に届く可能性があります。年賀状の取り扱い終了は1月7日のため、遅くても7日までには投函する必要があります。

宛名面の構成:受け取り手と差出人の住所と氏名を書く

年賀状の宛名面には受け取り手と差出人の住所と氏名を書きます。日本語は縦書きが正式なマナーであるため、目上の方には縦書きが推奨されます。宛名は中央に大きく書きましょう。住所は2行以内に収めるとすっきりとまとまります。建物名は省略せずに書く必要があります。余白を意識し、バランス良く書くのがポイントです。

裏面の書き方:5つの要素を守ろう

裏面は、「賀詞」「お礼」「指導のお願い」「繁栄祈願」「日付」の5つの構成で書きましょう。宛名面に差出人名を書いていない場合は、裏面の最後に明記します。また、ありがちなのが言葉の重複です。「賀正」と「明けましておめでとう」の併用や、「新年あけましておめでとうございます」は誤りです。その他、心のこもった年賀状にするには「添え書き」をするのがポイントです。相手を想った一言があることで、受け取る相手に気持ちを伝えることができます。

年賀状を書くときはココだけは注意!

年賀状を書く際は、下記の5つポイントに気を付けましょう。

  • 年賀はがき以外なら朱書きを忘れない
  • 忌み言葉や句読点は避ける
  • 賀詞は送る相手に合ったものにする
  • 敬称と肩書の書き方
  • 写真やデザインは送る相手に合わせる

年賀はがき以外なら朱書きを忘れずに

年賀はがき以外で年賀状を出すなら、「朱書き」を忘れずに入れましょう。朱書きとは、官製はがきなどの年賀はがき以外のはがきを使用する際に、年賀状と分かるように切手の下に「年賀」と赤字で書くことです。朱書きをしないと、年賀状受付期間内に投函しても普通郵便とみなされ、年内に配達されてしまいます。

忌み言葉や句読点は避ける

年賀状では、「忌み言葉」や句読点の使用は避けなくてはなりません。

忌み言葉とは、暗く不吉な出来事を連想させる言葉を指します。例えば、去年、終わる、衰える、切れる、落ちる、離れる、病む、消える、枯れる、苦しむ、壊れる、崩れる、倒れる、失う、滅びるなどがこれに当たります。「去年」という言葉を使いたい場合は、「昨年」や「旧年」と言い換えましょう。

日本の毛筆文化は句読点を使用する習慣がなかったことから、年賀状にも句読点は使用しません。また、句読点は「区切りを付ける」という意味を持つため、お祝い事に区切りをつけないためにも、句読点は使用を控えなくてはなりません。句読点を使わない分、改行したり1文字開けたりすることで読みやすいように工夫しましょう。

賀詞は送る相手に合ったものを

「賀詞」は相手の立場に合ったものを用いましょう。賀詞とは、年賀状に限らずお祝いの言葉全般を指します。賀詞は、使用されている漢字や文字数によって意味が異なります。「寿」や「福」などの1文字のものや「賀正」や「迎春」などの2文字のものは、目上の人が目下の人に使用する際に適切な表現です。一方、「謹賀新年」や「恭賀新年」などの4文字の賀詞は、目上の人に向けて用います。どの賀詞を使うか迷った場合は、4文字の賀詞を使うと無難でしょう。「謹んで初春のお慶びを申し上げます」という文章の賀詞も、相手を問わず使うことができます。

敬称と肩書の書き方に要注意

年賀状を書く際は、敬称と肩書を正しく使いましょう。肩書とは、会社や団体など、組織の中でどのような地位にあるかを表したものであり、相手を敬う意味は含まれていません。一方、敬称とは、差出人と相手の関係を表し、文字通り相手に対しての敬意を示します。

会社や団体などに所属する個人に宛てる際は、個人名の最後に「様」や「先生」などの敬称を付けます。会社や団体の部署に宛てる際は、会社名・団体名の最後に「御中」と書きます。家族など複数人に送る場合は、それぞれの名前に敬称を付けます。人数が多い場合は、「〇〇御一同様」と書くことができます。

敬称の使い方の例

AAA株式会社 BB部 部長 山田太郎様
AAA株式会社 BB部 山田太郎部長
AAA株式会社 BB部 山田太郎部長様

御中の使い方の例

AAA株式会社御中
AAA株式会社 BB部御中
AAA株式会社御中 BB部御中
AAA株式会社 BB部様
AAA株式会社 BB部御中 山田太郎様

複数人に敬称を付ける場合の例

山田太郎様
  花子様
山田家御一同様
山田太郎・花子様
山田太郎
  花子
(二人の名前の中央に、一つだけ「様」と書く)

写真やデザインは送る相手に気を付けよう

写真やデザインは、送る相手によって変える必要があります。子供の写真は、不妊に悩んでいる方やビジネス上の付き合いの方、子供と面識がない方には送るのを控えましょう。面白おかしい写真を載せたものは、友人だけに送ることを推奨します。目上の方に送る年賀状は、カラフルなものや華美なものは控え、縦書きでシンプルなものを選んでマナーを守りましょう。

自宅印刷vsネットプリント徹底比較

年賀状を作成する際に、自宅印刷とネットプリントのどちらにするか迷いますよね。選ぶ際は、「費用」「手間」「オリジナリティ」のどれを優先するかで決めることをおすすめします。ここでは、家庭用プリンタとネット注文のそれぞれの特徴やメリット、デメリットについてご紹介します。

家庭用プリンタ(準備するもの・所要時間・メリットデメリット)

家庭用プリンタで年賀状を作成すると、費用はかからなくても手間がかかります。

準備するものは、「パソコン」「プリンタ」「はがき」「年賀状制作ソフト」「画像加工ソフトや絵や写真などの素材(必要な場合)」です。所要時間は、表面制作が約1時間、裏面印刷が1枚約2分、宛名面印刷が1枚約1分です。ミスプリントによってやり直しが発生し、所要時間が予定より多くかかることもあるため、その分も考慮しましょう。

家庭用プリンタで年賀状を作成する一番のメリットは、費用を抑えられる点です。パソコンとプリンタさえあれば、はがき代とインク代の費用しかかかりません。また、世界に1つだけのオリジナルの年賀状を作ることができます。最近のインクジェットプリンタなら、写真も高画質で見栄えも問題ないでしょう。なお、オリジナルといっても、必ずしも一からすべて手作りする必要はありません。はがきのデザインや宛名書きに役立つツールは世の中に数多く存在するため、それらを上手く活用することで手軽にオリジナリティ溢れるはがきを作ることができます。例えば日本郵政が提供している「はがきデザインキット」を自宅のPCにインストールすれば、簡単に住所録を管理したり写真を加工したりすることが可能です。より手軽な方法としては、写真フレームをダウンロードして印刷すれば、あとは決められた場所に文字を書き込むだけで簡単にデザイン性の高いはがきを作成できます。

デメリットは、自作はネット注文に比べると手間がかかり、ある程度のセンスが必要になる点です。自作となると、たとえ上記でご紹介したような年賀状作成ツールや写真フレームを使ったとしても、結局はデザインから印刷までを全て自分で検討し実行しなくてはなりません。また、慣れない作業のため、所要時間も大幅にかかってしまう可能性もあります。インクジェットプリンタを使う頻度が少ない場合は、インクが詰まって故障することもあるため注意が必要です。

ネット注文(作成手順・所要時間・メリットデメリット)

ネット注文は、費用はかかるものの、手軽に年賀状を作成することができます。

まず、パソコンかスマートフォンからオンラインで申し込みをします。一般的に、「デザイン」「カラー」「枚数」「仕上げ」の順に選択します。この一連の作業から注文まで、早ければ30分で終えることができます。配送を希望する場合は、完成してから手元に届くまでに数日~数週間かかることもあるため、余裕を持って注文しましょう。

ネット注文で年賀状を作成する一番のメリットは、なんといっても手間がかからない点です。昨今、年賀状作成アプリは数多くリリースされており、デザインはもちろんのこと、印刷や投函まで代行してもらえるサービスも存在します。このようなアプリは業者や料金によってサービスの内容が異なるため、興味のある方は一度調べてみることをお勧めします。また、枚数が多い場合は、ネット注文の方が印刷単価も安くなることもあります。早い時期に注文すれば、場合によっては早期割引サービスも利用でき、年賀状をお得に作成することができます。

デメリットは、枚数が少ない場合に自作よりも割高になってしまう点です。また、デザインはテンプレートから選択するため、どうしても自由度は低くなってしまいます。なお、宛名印刷を家庭用プリンタで行う場合、高品質な写真年賀状は分厚くてプリンタに入らない可能性があるため注意しましょう。

これで迷わない!年賀状の文例集(挨拶文・一言メッセージ)

年賀状は、文のスタイルや内容が大体決まっているため、文例を参考にすると簡単に書くことができます。ここでは、上司・友人・恩師・親戚など、送る相手別に適した文例をご紹介します。

定番

・挨拶文

  • 新春のお慶びを申し上げます
  • 皆様お健やかに新春をお迎えのことと存じます
  • 昨年は何かとお世話になりまして 大変ありがとうございました
  • 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

・一言メッセージ

  • 素敵な一年になりますように

上司

・挨拶文

  • 新春のお慶びを申し上げます
  • 良き新年をお迎えのことと存じます
  • 昨年中は並々ならぬご厚情を賜り 厚く御礼申し上げます
  • 本年も昨年同様 ご指導のほどよろしくお願いいたします
  • 皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます

・一言メッセージ

  • 〇〇プロジェクトでは大変お世話になりました

友人

・挨拶文

  • 昨年中はいろいろとお世話になり ありがとうございました
  • 今年もどうぞよろしくお願いいたします

・一言メッセージ

  • 今年も飲みに行きましょう

恩師

・挨拶文

  • 謹んで新年のご祝辞を申し上げます
  • 先生にはごきげんよく 新年をお迎えのことと存じます
  • 今年も新緑の頃に同窓会を企画しております
  • お目にかかれることを心より待ち望んでおります
  • ますますのご健康をお祈り申し上げます

・一言メッセージ

  • おかげさまで忙しいながらも充実した日々を過ごしております

親戚

・挨拶文

  • 皆様のご健康とご多幸を心からお祈り致します
  • 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

・一言メッセージ

  • お体を大切にしてくださいね

【コラム】年賀状とは何か?

年賀状は、「昨年の感謝を伝える」「年始の挨拶がわり」「近況報告」などの意味を持ちます。年賀状の始まりは平安時代だと言われていますが、お世話になった方や親族に新年の挨拶をして回る「年始回り」という習慣がこの頃から広まりました。江戸時代に入ると、「飛脚」という現在の郵便に当たるものが普及し、庶民にも手紙が浸透したことによって、年始回りを手紙で行うようになりました。現在の年賀状スタイルになったきっかけは、1873年(明治6年)に登場した「官製はがき」です。明治20年頃には年賀状を出すことが年始の恒例行事になり、現在に受け継がれています。

まとめ

この記事では、年賀状の投函時期や表裏の構成、書くときの注意点、自宅印刷とネットプリントのそれぞれの特徴、相手に合った文例、そして年賀状の起源と意味についてご紹介しました。年賀状を準備するのは一苦労ですが、自分に合った作成方法を選んで文例を参考にすれば、思ったよりも簡単に準備を進めることができます。マナーを守り心のこもった年賀状を出すことで、送る相手とより関係を深められると良いですね。

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